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ファッションの歴史 - おしゃれファッション紹介所

ファッションの歴史

ファッションの発生には、その時代の社会的な条件が必要で、古代社会や中世封建社会では階級制による規制で自己表現をすることは困難でした。
しかし、近代以降は階級制による規制も終わりを告げて、比較的自由なスタイルが生まれるようになり、様々なファッションを積極的に活性化させて行くことになります。

つまり、ファッションの歴史を振り返るには、民主的社会で活発に展開してきた近代以降の歴史を振り返ることになります。
そこに歴史的背景と社会環境を生かしながら移り変わってきたファッションの歴史があると言えるでしょう。

しかし「ファッション」とは、広い意味で捉えると「ある時期に広まったスタイルや風習」で、単に服飾だけでなく装飾品・アクセサリー・髪型・化粧なども含まれます。
さらに、音楽や芸術と言った文化やライフスタイルまでをも、その中に含まれてくるでしょう。
ただ、それではあまりにも広範囲になってしまうので、「服飾」にポイントを絞ってファッションに関連する事柄を紹介して行きます。

国の文化に根付くファッション

ファッションのトレンドを外さないように注意している人は多いでしょう。いわゆる流行遅れにならないように雑誌やネットサイトなどをみて情報収集をしている人は少なくないようです。
そんなファッションですが、その国や地域の文化に根付いていることが多いのです。
日本では江戸時代には着物が一般的でした。これは日本の畳文化に由来しています。つまり椅子に座るのではなく、畳や床に直接座るという生活スタイルに着物は適していたのです。それに春夏秋冬四季のある日本では、重ねたり脱いだりすることで温度調整ができる着物は機能的にも適していたのです。それが鎖国が終わり西洋文明が流入してくると椅子とテーブルという生活スタイルが一般化、それに伴ってトップスにボトムスというスタイルが一般的になったのです。
今、再び着物に注目が集まっていますが流行っているのは一部だけで広く普及しないのは、この椅子とテーブルという西洋文化に浸りきっているからなのです。つまり着物というスタイルでは現代日本では非常に生活しにくいのです。
このようにファッションはその国や地域の生活スタイルなどと大きく関わっているのです。日本では当たり前の制服、西洋にはこういったものはありません。特に学生の制服はおしゃれということで海外ではトレンドの1つとしてもてはやされているようです。日本では好まれるどころか敬遠されがちな制服ですが、海外の方の目にはおしゃれな洋服と映るのは面白い現象と言えるでしょう。


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Last update:2022/6/2

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